日本人初の9秒台(9秒98)を出した桐生選手、アテネ五輪男子ハンマー投げ金メダリストの室伏広治氏から、様々なトレーニングや指導を通して強化を図っていたそうです。
室伏氏はスポーツマンの身体メカニズムを研究する「学者」としての顔を持つアスリートですので、そのトレーニング内容は説得力があります。
特に普段の筋トレでは鍛えにくい【細かい筋肉】の強化や身体のバランスを整える事を目的として桐生祥秀選手にトレーニング指導を行っているようです。
TVで放送された映像にはチューブや筋膜を整える道具が写っていました。
とくに室伏氏が重要視されていることの1つに(身体を効率よく使う)、ということを述べていましたが、とくに重要と言っていたのが(足の甲の柔軟性)です。
甲の柔軟性と言われても、解りずらいと思いますが、甲には細かい骨がいくつも並んでおり、骨と骨の間(つまり関節)が靭帯などの組織でつながっています。
また甲が硬い場合 足首や膝、その他の箇所に過剰に負担が掛かり(怪我やパフォーマンスの低下につながる)と考えられています。
実際に当院でも膝や腰、股関節、足の裏(足底腱膜炎)などの痛みでお越しになられる大半の方に(足の甲の拘縮)がみられます。
この様な状態を放置しておくと甲だけではなく、ハムストリング、アキレス腱、大腿筋膜張筋などに拘縮が拡がってしまいます。
またこの様な状態が続くと故障しやすく、怪我もなかなか治らないばかりか他の場所も痛めてしまい、負のスパイラルに陥ってしまいます。
当院ではこの様な甲の拘縮だけではなく、全身の関節や筋肉、筋膜のバランスなども調整いたします。
長年の痛みやパフォーマンスアップのためのケアもお任せください