肩こりを解消するには、肩甲骨の動きや肩の関節の可動域を、取り戻さなければなりません
特に肩こりの方は、首を前に倒したり横に倒したりする動きが悪く、肩甲骨周辺のコリが目立ちます。
凝ってしまう原因は、パソコン作業やスマートフォンの閲覧、運動不足やストレスなど様々ですが、どのような場合でもコリが慢性化してしまうと休んでも肩こりが取れなくなるのです。
肩甲骨を挙げる動きには、僧帽筋上部繊維(そうぼうきんじょうぶせんい)、肩甲挙筋(けんこうきょきん)が関わっています。
反対に下げる動きには、僧帽筋下部繊維が関わっています。
まずは上記の筋肉や表面の筋膜、関節を意識しながらストレッチを行いましょう。
特に肩の上部は硬いので入念に行ってください、筋膜も硬いことが多いので、筋肉の表面を意識してストレッチを行ってください、筋膜は1~2分ストレッチしないと十分な効果が出ないことも多いので、伸びないと感じた場合は、長めに行ってください、くれぐれも軽い負荷で行ってください
その他、前鋸筋(ぜんきょきん)、小菱形筋(しょうりょうけいきん)、大菱形筋、僧帽筋などの筋肉も肩甲骨の動きに関わっています。
手を上に真っすぐ上げるには、肩甲上腕関節を120度、肩甲骨を60度の可動域が必要です。
ですので今の状態よりも少しでも正常範囲を目指しましょう。
*筋膜は伸縮性のあるエラスチンと伸縮性のないコラーゲンにより構成され、これらが何らかの原因によって、筋膜自体の伸縮性がなくなりコリが生じてしまいます。
腰痛や肩こり、膝などの慢性痛を改善するには運動療法が効果的です。
運動療法には他動運動と自動運動があります。
他動運動とは文字通り、他人が動かす運動、すなわち施術者に運動を行ってもらい主に関節の硬くなっている所にアプローチする運動で、手伝ってもらうことを差します。
自動運動とは、ご自分で運動療法を行うことを差します。
また慢性痛を改善する為には、細部の調整から徐々に全体の調整を行う必要があります。
なぜなら細部の動きが硬いために、全体の動きがおかしくなっている場合、いきなり全体の動きを改善しようとリハビリなどを行っても、正しい動きは出来ないからです。
ですから先ずは細部の調整、硬くなっている所を重点的に施術いたします。そして全体を行っていきます。
例えば肩こりの方で、肩の関節が硬く右手が少し上げにくい場合、右の肩関節や肩甲骨の動きが硬くなっています。
ですので先ずは、肩関節や肩甲骨の硬くなっている所を、重点的に施術いたします。
良くなってきたら、体全体の連動した動きを取り戻すように施術していきます。
角療術院では、様々な慢性痛に対するケアを行っております。
宜しければ、ご相談下さい✨