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ストレスが悪化をまねく
原因がはっきりしない腰痛を非特異的腰痛といいますが、腰自体の不具合とストレスが深く影響している腰痛があります。腰自体の不具合は、仙腸関節や他の関節の弾力の低下が、大きく影響していることはお伝えしましたが、ストレスの影響も大きいのです。
腰の痛みからくるストレスのほか、さまざまな不安や不満、人間関係の問題など、さまざまな問題からくるストレスが症状を悪化させます。ストレスは脳への血流を悪化させますし、脳機能の不具合を引き起こし睡眠障害や頭痛、胃腸の不調を招きます。また全身の血流が悪化するため痛みやコリを悪化させてしまうのです。
ギックリ腰が起こった場合、通常3日以上の安静は良くありません、出来る範囲で動いた方が良いとされています。さまざまな研究結果から、あまり動かない方より動いた方のほうが、その後の経過が良いことが分かっています。腰痛の常識は、以前と大きく変わっているのです。コルセットは腰の安静につながり、あまり動かさなくなるため、かえって痛みを長引かせてしまいます。過剰な安静は“百害あって一利なし”なのです。動くことへの恐怖が悪循環を招いてしまいます。少しずつでも体を動かしましょう。
怪我や弾力の消失による不具合と、さまざまなストレスを抱えてしまい悪循環を招いてしまう