『動画』慢性の腰痛でお悩みの方へ 解消法をお伝えします!
○40代 女性の工場勤務の方からお悩み相談を頂いきました。
・長年の腰痛を治したい 寝起きが辛いです。良い整体院ありますか?
・考えられるケースをお話ししたいと思います。
寝起きが辛く、仕事中はマシなようですので、おそらく筋肉や腱、筋膜の損傷では無く、関節の不具合からくる腰痛だと思います。後程説明いたします。
①筋肉や腱、筋膜が切れて痛む腰痛の場合
このような腰痛の場合は、少し体を丸める様な、動作をしただけでも痛いです。なぜなら切れている箇所の、傷口が開くからです。
このようなケースで実際は、ほんのわずかに傷が開く程度だと思いますが、ズキッと痛みます。
・例えば包丁などで、指をケガした場合を考えて頂くと、分かりやすいと思いますが、ケガをした箇所を少し拡げてみてください、ほんのわずかでもズキズキと、痛むことが分かるかと思います。
・このような腰痛の場合は、少しでも腰に掛かる負担を減らし損傷個所の治癒、すなわち回復を助けてあげる必要があります。
具体的にはハムストリングや臀部、そのほかアキレス腱や股関節の前(腸骨筋)などのストレッチが重要です。ですので毎日今述べました場所を、しっかりとストレッチを行うことが重要です。
②関節の損傷(腰椎や腰仙関節、仙腸関節の損傷)で痛む場合
このような腰痛の場合は、先ほどのケースよりも、割と体は動かせます。ですが、ある程度まで深く動かすと強くなります。なぜそのような痛みの出方になるのか説明しますと、たとえば前屈をするとします。するとまずは筋肉の表面の筋膜が引っ張られるために、そこに損傷がある場合、少し動かそうとしただけで痛みます。また、筋肉や腱に損傷がある場合も、少し動かしただけで痛みます。ですが関節周辺の組織の損傷の場合は、筋肉に守られていますので、ある程度動かせることが多いです。
また関節の損傷で硬く縮こまった状態になっている場合もあります。(拘縮といいます)逆に靭帯や組織が引き伸ばされて、グラグラになっている場合もあります。どちらのケースも運動は必要であり効果的です。
・最近は腰痛の原因は心理的なものだと良く聞きます。ですが今上げたような腰痛も間違いなく存在します。例を挙げますと運動などで肉離れは良く起こります。肉離れは筋肉の損傷です。このような損傷が腰には起こらないと言えますか?、それは言えないと思います。肉離れほど酷くはなくても損傷は普通に起こります。また足首の捻挫は一般的に知られていますが、腰椎や腰仙関節、仙腸関節の捻挫はあまり一般的に知られてはいないとおもいます。ですが腰椎の捻挫も普通に起こります。
・このような腰痛の場合は先ほど述べました箇所のストレッチに加えて、運動を行う必要があります。具体的には体幹の筋肉、とくに腸腰筋や腹筋廻り、大腿四頭筋のトレーニングが大事です。なぜなら身体の中心をがっちり支えて過剰に腰椎などに負担を掛けないようにするためです。ですが腰痛の酷い方はトレーニングを行うことに工夫が必要です。まずはハムストリングなどのストレッチを、しっかり行って腰にかかる負担を減らし、それからスクワットや足をまげて軽い腹筋を行うなどしてください。とくに足を挙げるレッグレイズという運動は、腸腰筋という腰をがっしりとサポートする大事なトレーニングです。ですがこれも、腰痛の方は足を曲げて、あまり上げ下げを行わないでやるなど、工夫をして行ってください。
●解決法まとめ
筋膜や筋肉、腱の損傷、もしくは腰椎や腰仙関節、仙腸関節の損傷による機能不全かもしれませんので
・まずはハムストリングや全身のストレッチを行って、体幹などの筋トレをしっかり行ってみてください 楽になってくるようであれば、そのまま続けてください
もしそれでも改善しない場合は当院にお越しください。痛みの原因を特定し、根本から解決のお手伝いをします。効果的なストレッチや筋トレは、概要欄に貼ってありますので、そちらをご覧ください。
遠くて来れない方はオススメ治療院を記載してあります。詳しくは動画説明欄をご覧ください。
自分自身の体験を書きたいと思います。
若い頃に運送の仕事でトラックに乗っていたのですが、荷物を配達先に卸す際、変な態勢で下ろしてしまって、その際に腰をグキッと痛めたのですが、その瞬間は全身に電気が走った感じで、激痛が走りました。
おまけに腰も抜けたような感覚になり、立っているのも辛く、仕事どころではなかったのですが、なんとか仕事を終え帰りました。
それからは痛みをかばい仕事を続ける日々が続き、辛くて仕方なかったのですが、生活もあるので我慢して続けていました。
ですがそのうちに足のしびれが酷くなって立っているのも辛くなり、ですが病院にも行かず、そのうち治るだろうと、只々我慢の日々を送っていたのです。
2~3年は何も対処しないで我慢していたと思います。今思えばそんなに我慢しないで、とりあえず早く病院に行って診てもらうべきだったと思いますが、、、
それから先輩の勧めもあって、地元で評判の整体院に行ったんです。はじめてだったのですが、先生は仙人のような風貌で、えらく迫力のある先生でした。
で、整体を受けてどうだったかと言いますと、ものすごく辛かった痛みが1回でかなり楽になったんです。それからは嬉しくなって何回も通いました。
ですが、痛みはある程度楽になったんですけど、全身のコリとか足が辛かったり、腰も辛いし、表現するのは難しいんですけど、足に力が入らないというか、ふらついて踏ん張りが効かないみたいな状態が続き、また我慢できなくなってきて、、、
それから何か所か整体にも通ったんですけど、その中で一番効果があったのは関節ニュートラル整体という関節調整の整体でした。その時に仙腸関節と腰仙関節をさわってもらうと凄く楽だったのを覚えています。
何回か通ううちに全体がちょっと軽くなって、痛みも少し減っていきました。
ですが関節の調整だけでも十分ではなくて、整体院で教えてもらったストッレチをやると楽でした。
とくにハムストリング(太ももの裏の筋肉)のストッレチが効果ありました。ここをストレッチすると少し楽になりましたけど、さぼるとまた辛くなってきます。
日が経って、だいぶ楽になったし、もう大丈夫かなと思って、ストレッチをしなないでいると、また痛くなって、同じことを繰り返していたのですが、それではいけないと思い、整体の施術も受け、自分でもストレッチを毎日行いました。
ちゃんとやるべきことをやると、やっぱり楽になってきて
で、楽になってくると気付くこともあるのですが、ストレッチのやり方や強さも大事なポイントで、骨盤をあまり動かさないようにやることが大事と、教えられた通りだと気付きます。
メカニズムを説明しますと腰痛の方は骨盤を動かしすぎる傾向にあり、硬くなったハムストリングに引っ張られ負担がかかり痛くなるからです。
ですが私の場合、ハムストリングが良くなってくると、背中や肩のコリが気になって全身のストレッチも大事だと気が付きました。やはり全身をストレッチすると楽になります。硬い部分をしっかり行いアンバランスを改善するように行ってください。
もう一つ大事なことは筋トレです。筋トレと言っても軽くで大丈夫です。軽い負荷でも筋肉はついてきますし、筋肉の質も良くなり、関節のリハビリにもなります。とくに腹筋、スクワット、背筋、腕立て伏せ、は大事です。私自身この4つの運動はあまり好きではなかったのですが、やると楽になるのがわかります。
これもやり方や回数を適度に行うことが必要です。腹筋は足をまげて膝を立てた状態でおへそを見る程度にあげる、スクワットもあまり形にこだわらず行っても良いと思います。高齢の方や痛みのある方は、正しいフォームで出来ないと思いますので、、
スクワットが難しい方は、椅子から立ち上がる動作、立ったり座ったりでも良いと思います。
背筋は痛みの強い方は無理にしない方が良いと思います。出来るようになってきたら様子をみて行ってください。腕立て伏せは膝をついて行ってもいいですし、立った状態で壁で行ってもいいと思います。
回数は少なくても毎日行うことが大事です。リハビリでもありますので、1日5回~10回程度でも行ってください。出来るようになってきたら少し回数を増やしていってください
お越しくださった方には効果的なストレッチ方法を無料でお伝えします。お知りになりたい方は遠慮なく仰ってください(^^)※時間のないときは無理な場合もあります。
ストレスが悪化をまねく
原因がはっきりしない腰痛を非特異的腰痛といいますが、腰自体の不具合とストレスが深く影響している腰痛があります。腰自体の不具合は、仙腸関節や他の関節の弾力の低下が、大きく影響していることはお伝えしましたが、ストレスの影響も大きいのです。
腰の痛みからくるストレスのほか、さまざまな不安や不満、人間関係の問題など、さまざまな問題からくるストレスが症状を悪化させます。ストレスは脳への血流を悪化させますし、脳機能の不具合を引き起こし睡眠障害や頭痛、胃腸の不調を招きます。また全身の血流が悪化するため痛みやコリを悪化させてしまうのです。
ギックリ腰が起こった場合、通常3日以上の安静は良くありません、出来る範囲で動いた方が良いとされています。さまざまな研究結果から、あまり動かない方より動いた方のほうが、その後の経過が良いことが分かっています。腰痛の常識は、以前と大きく変わっているのです。コルセットは腰の安静につながり、あまり動かさなくなるため、かえって痛みを長引かせてしまいます。過剰な安静は“百害あって一利なし”なのです。動くことへの恐怖が悪循環を招いてしまいます。少しずつでも体を動かしましょう。
怪我や弾力の消失による不具合と、さまざまなストレスを抱えてしまい悪循環を招いてしまう